矯正歯科
“歯が整うと、心と体も整う”
綺麗に変わっていく歯並びと口元は自分に自信を与えてくれます。また綺麗に並んだ歯並びは、歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病になりにくくなります。綺麗な歯並びは心と体の健康につながり、QOLの向上につながります。
歯の矯正は治療期間が長く、装置を装着することや痛みなどへの不安があるかもしれませんが、安心して楽しく通っていただけるよう心がけています。歯並びやかみ合わせのことで気になることがあれば、ぜひお話を聞かせてください。
初診カウンセリングでは、歯や口元の気になっているところや患者様の“こうなりたい”を丁寧にヒアリングしていきます。
また、口腔内スキャナを使用してお口の中の3D画像を作成し、歯並びや噛みあわせの状態を一緒に確認していきます。
治療前の検査では、歯並びや噛みあわせの状態はもちろん、虫歯や歯周病の状態もしっかりとチェックしています。
患者様の生活スタイル、お身体の状態、ご希望なども確認させていただき、治療計画を立てています。
矯正装置が歯に装着されると、どうしても歯磨きが難しくなります。
歯磨き練習や歯のクリーニングの際に染め出しをして歯の汚れを可視化し、確実に歯を清掃できるよう心がけています。
患者様に合わせた歯ブラシやフロスの使い方をご提案したり、定期的なクリーニングの際には虫歯や歯周病のチェックを行なっています。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、歯並びの状態やご希望、生活スタイルなどに合わせて、幅広い治療法をご用意しています。
また、全体的な矯正治療はもちろん、部分的な矯正治療や、補綴治療前の前処置としての矯正治療も行なっています。
はるまちざか歯科・矯正歯科で使用している主な矯正装置をご紹介します。こちらで紹介しているもの以外に適用となる装置もございますので詳しくはご相談ください。
① マルチブラケット装置(表側・裏側)
歯の表面にブラケットという装置をつけて、そこに針金を通す治療方法です。歯を並べている期間はブラケットは歯に固定されたままとなります。
<メリット>
◇幅広い症例に対応できます。
◇ご自身で装置の取り外しの必要はなく、来院の度に歯は動いていきます。
◇費用を抑えた装置や、目立たない装置などご希望に合わせて選ぶことができます。
<デメリット>
◇歯磨きに時間がかかるようになります。
◇歯磨きが上手にできていないと虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
◇物理的な違和感があります(次第に慣れていきます)。
白色ブラケット/金属色ワイヤー(表側矯正)
白色のブラケット(セラミック)と金属色ワイヤーの組み合わせです。ブラケットが目立ちにくいです。
白色ブラケット/審美ワイヤー(表側矯正)
白色のブラケット(セラミック)と歯の色に馴染む審美ワイヤーの組み合わせです。より自然で目立ちにくい組み合わせです。
リンガルブラケット/金属色ワイヤー(裏側矯正)
歯の裏側に装着するブラケットとワイヤーの組み合わせです。装置が目立ちませんが、舌感が悪く、歯磨きがしにくいため虫歯のリスクが高いです。
金属色ブラケット/金属色ワイヤー(表側矯正)
金属色のブラケットとワイヤーの組み合わせです。ブラケットの破損が起こりにくいです。費用を抑えた組み合わせです。
② マウスピース型カスタムメイド矯正装置
透明のマウスピース型の矯正装置です。10日〜14日毎に交換して使用します。
※1日20時間以上、毎日使用する必要があります。顎間ゴムを併用することが多いです。
<メリット>
◇歯に装着すると、何もつけてないように見えるほど自然な見た目です。
◇取り外しが可能なので、お食事や歯磨きがしやすいです。
<デメリット>
◇使用時間が短いと治療結果が得られません。
◇抜歯症例など治療が難しい症例があります。
◇何回か作り直したり、ワイヤー矯正を併用する場合があります。
③ 歯科矯正用アンカースクリュー
治療効果を高めるために使用する、矯正治療用のインプラントです。歯肉の上から、歯を支えている顎の骨に歯科矯正用アンカースクリューを埋入して使用します。
④ 保定装置
綺麗に並んだ歯並びをキープするための装置です。
取り外しが可能な装置ですが、使用開始から半年〜1年間は終日使用します。その後は少しづつ使用時間を減らしていきます。
矯正治療は以下のような流れですすんでいきます。
矯正初診・相談
歯並びや噛み合わせについてのお悩みをお聞きし、お口の状態を確認します。また、普段の生活習慣や全身の状態などもお聞きします。患者様の口腔内3D画像を一緒に見ながら、歯並びや噛み合わせの状態と、どんな治療になりそうかをお話します。
精密検査・唾液検査
初診時は視診がおもになりますが、精密検査ではレントゲン写真の撮影や歯の型どり、写真の撮影をおこないます。
より詳しく、歯並びや噛み合わせの状態を把握するための検査となります。また、どれくらい虫歯になりやすいかを調べるための唾液検査も一緒に行います。
診断結果説明
精密検査の結果から、現在の噛み合わせや歯並びの状態を診断します。診断結果とともに、治療期間や装置について、治療費用についてなど詳しくお話します。
矯正治療スタート
いよいよ矯正治療がスタートします。お口の中の状態や年齢によって使用する装置の種類や治療期間は変わってきます。だいたい1〜2ヶ月に1回の通院となります。
矯正装置が装着されることで歯みがきが難しくなることが多いので、歯のクリーニングや歯磨きトレーニングも一緒に行っていきます。
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保定
綺麗な歯並びになった後、すぐに装置を使うのをやめてしまうと歯は簡単に元の状態に戻ろうとします。それを防止するために、保定という期間があります。歯を動かした期間と同程度の期間、保定装置という装置を使っていただきます。通院の頻度は1か月~4か月に1回程度です。
矯正治療終了
装置の使用はなくなりますが、綺麗な歯並びを保つために定期的なメンテナンスを続けていきましょう。舌の癖がある方は時間をかけて後戻りしやすいので、ひきつづき舌のトレーニングをつづけていくと安心です。
矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。(すべて税込表記)
初診相談料
3,500円
精密検査・唾液検査料
35,000円
口腔内スキャナ撮影料
15,000円
診断料
12,000円
基本施術料
矯正治療に必要な装置、器具の費用および治療技術料金です。
矯正開始~保定期間終了までの全ての装置の費用を含みます。
装置の破損や紛失の際は別途装置製作費用をいただく場合があります。
マルチブラケット矯正装置
金属色装置 ¥798,000
白色装置 ¥848,000
白色装置+審美ワイヤー ¥898,000
マウスピース型矯正装置
¥798,000〜
¥998,000
※口腔内スキャナ撮影費用を含みます
舌側矯正装置
full ¥1,368,000
half ¥1,168,000
部分矯正(マウスピース型矯正装置)
¥420,000
~
¥630,000
部分矯正
¥190,000~
¥645,000
調整料
装置の調節や経過管理などの治療ごとにかかる再診料です。
¥5,500
¥8,800(舌側矯正)
その他
抜歯: ¥5,500/1本
矯正用ミニインプラント :¥25,000/1本
開窓牽引(骨削なし) :¥25,000/1箇所
開窓牽引(骨削あり) :¥25,000/1箇所
PMTC(ワイヤー装着時) :片顎¥8,000
:全顎¥16,000
PMTC(ワイヤー装着なし):全顎¥13,000
※第Ⅰ期治療(小児矯正治療)終了後、全顎的な第Ⅱ期治療(大人の歯の矯正)に移行する場合、お支払いいただく基本施術料金は上記の基本施術料金から第Ⅰ期でお支払いいただいた基本施術料金を差し引いた金額になります。
矯正歯科治療に伴うリスク
① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、まなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。