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フロスオアダイ!〜Floss or Die~

宮前区鷺沼の歯医者さん はるまちざか歯科・矯正歯科デンタルコラム
=お口に関する豆知識&子育てあれこれ=

こんにちは。はるまちざか歯科・矯正歯科副院長の三浦恭子です。
10月になってすっかり秋めいてきましたね…と言いたいところですが、台風一過で日中は夏のような陽気です。
それでも、日が暮れるのが早くなり、朝晩は涼しい風が吹くようになり季節の進んでいるのを感じます。
今年もあと3ヶ月。毎年この時期は行事が多くてバタバタ過ごすのですが、今年は少しゆとりを持って過ごしたいなと思います(笑)

さて、今日はデンタルフロスのお話です。
『Floss or Die』というフレーズを耳にしたことはありますか?

1997年にアメリカ歯周病学会が発表した衝撃的なスローガン、それが「Floss or Die」です。

アメリカでは約100年前から、国を挙げてデンタルフロスの使用が推奨されてきました。

フロスをするか死ぬか!

ちょっと過激なんじゃない!?という表現ですが、それほど歯周病予防にデンタルフロスが大事ですよ、という思いが込められているのだと思います。

しかし、数年前にAP通信が報じた記事が話題になりました。

「フロスの有効性を証明する論文の科学的根拠が乏しい」というものです。要するに論文に問題があるという内容だったのですが、なんとこれがきっかけでアメリカの食事生活指針からデンタルフロスが削除されるという事態にまで発展してしまいました。

もちろん、科学的根拠が乏しいのだから国としては支持しづらいということではあるのでしょう。

でも、この記事によって、デンタルフロスは効果がないと早合点してしまうのはちょっと待ってください!!

歯についた汚れを検査するために歯科医院で歯をピンク色に染め出したことがある方は多いと思いますが、この時歯科医院では、「PCR」といってどれくらい歯にプラークと呼ばれる汚れが残っているかをチェックしています。

どうしても歯と歯肉の境目や、歯と歯の間の部分は磨き残しが多い部分になのですが、ここを歯ブラシだけできれいにしようと思ってもなかなか難しいのです。歯ブラシの毛先が磨きたいところに入り込まないので、どうしても磨けないのです。

この歯磨きが困難な場所で、効果的にプラークを取り除くのにデンタルフロスは向いています。むしろ、デンタルフロスでなければ満足にプラークを取り除くことはできません。

では、なぜ上記の記事のような科学的根拠に乏しいという結果がでたのでしょう?

・理由はいくつか想定されています。デンタルフロスがプラーク除去に有効なことはアメリカにおいて常識のレベルだったため、そもそも研究した論文が少ないというもの。
・また、デンタルフロスは使い方の一定の技術が必要なため、トレーニングされているかどうかで結果に大きな差がでてしまうというもの。

現在、アメリカでもまたデンタルフロスの科学的根拠を証明する研究は進んでいるようです。結果が出るのが楽しみですね。

デンタルフロスは上手に使えば歯を守るためにとても役に立ってくれます。そして使い方にはちょっとしたコツがあります。

またこちらのコラムでフロスの使い方はご紹介したいと思いますが、実際に歯科医院で使い方の練習もしております。ご自身のお口の状態を知り、それに合わせたお掃除の仕方もお伝えできますので、ぜひご相談ください。



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はるまちざか歯科・矯正歯科