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妊活中に歯医者は行ってもいいの?

こんにちは

今年は6月からもうだいぶ暑い日が続いていますね。夏が心配です・・・!

さて、当院を受診される方の中にも妊活中の方もいらっしゃいます。

今現在妊活中で、歯の治療や歯科検診を受けていいのか悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

妊活から妊娠出産という中で、歯科とどうかかわればいいか不安や疑問もあると思います。

結論から言うと、妊活中、妊娠中、授乳中についても、基本的に歯科受診を大きく制限する事はありません。

→妊娠中・授乳中の歯の治療

妊娠初期(4~15週)では、体調の変化が大きくツワリで来院が難しい場合も多いかと思います。ペニシリン系やセフェム系の抗生物質であれば、妊娠初期でも比較的安全とされていますし、歯科で主に使われるキシロカインと呼ばれる麻酔薬は妊娠初期でも胎児奇形を認めないという研究もあります。とはいえ、必要な応急処置以外は積極的には行いません。

妊娠後期においては、治療姿勢によって仰臥位低血圧症候群が起きる場合もありますし、ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛薬は慎重な投薬が必要です。

産後授乳中などの場合も、服薬には注意が必要ですが、歯科治療によって授乳を中止中断する必要はありません。母乳育児はお子さんのお口の正常な発育に明らかに関連しているされていますので、むしろ授乳は続けていただく事をお勧めするほどです。

そうはいっても、妊娠中や産後の時期は動くのが億劫になったり、自分の事に構っていられなくなったりします。

妊活中に歯科診療によって弊害ががあるわけではありませんので、むしろ妊娠前にしっかりと歯科治療を受けていただき、お口の健康を守っていただければより良いのではないでしょうか。

歯周病は糖尿病と密接な関係にあります。

歯周病が悪くなれば糖尿病も悪化する。逆に歯周病を治すと糖尿病の数値もよくなったりします。同様に歯周病は妊娠糖尿病のリスクを上げることがわかっています。また、歯周病によって早産や低体重児出産がハイリスクになることも問題となっています。

妊娠中はホルモンバランスの変化などにより、歯周病を引き起こす細菌が増加するともされていますので、そういった意味でも妊娠前からしっかりメンテナンスをしておくことが重要になるわけです。

とはいえ、ただでさえ妊活中は心配事も多くあると思います。

歯医者に行くだけでもストレス。なんて方もいらっしゃるのでは?

まずはすっきりクリーニングだけでも受けていただいて、お手伝いをさせていただければと思います。

お気軽にご相談ください!

<参考文献>
※ 日本産婦人科学会診療ガイドライン2023

はるまちざか歯科・矯正歯科
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