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唾液の分泌を促そう〜唾液のパワー②〜

~宮前区鷺沼の歯医者さん、はるまちざか歯科・矯正歯科デンタルコラム~

こんにちは。はるまちざか歯科・矯正歯科です。

今回も前回に引き続き唾液のお話です。先日のドライマウスについてのコラムで、唾液の大切な働きについて書きました。

唾液が少ないと、様々なトラブルが発生します。健康な生活のために、唾液をどんどん出すようにしたいですね。

過去の記事はこちらから『ドライマウスになっていませんか〜唾液のパワー〜』

唾液の分泌を促そう!

唾液の分泌を促す方法として、以下のものが挙げられます。

①よく噛んで食べる

よく噛んで食べることで、唾液は出やすくなります。すぐ飲み込んだりせず、ゆっくりよく噛んで食べる習慣をつけましょう!
目安は30回。常にというのは難しいかもしれませんが、食べ始めはきちんと噛むようにするだけでも違います。
よく噛むことは、食べ物を細かく潰す他にも唾液の中に含まれる消化酵素による消化も促されますからお腹にも優しいですよ。

②リラックスする

緊張したり、怒ったりすると口の中が乾くのを感じたことはありませんか?
緊張したり、仕事をしすぎたり、イライラした状態が続くと交感神経が優位になります。唾液は副交感神経が優位になると分泌が促されます。
副交感神経はリラックスした状態で優位になるので、ゆっくりお風呂に入ったり、楽しくおしゃべりをしたり、アロマオイルを焚いてみたり、のんびりリラックスできる時間を作るようにしてみましょう。

③唾液腺マッサージ

唾液は唾液腺というところで作られます。
唾液腺は、耳の斜め下前方、下あごの骨の角ばったところの内側、あご先の内側の3か所にあります。ちょうど、おたふく風邪で腫れるところです。
この部分を優しくマッサージすると、じわーっと唾液が出てくる感じがすると思います。お口の渇きが気になるときなど軽くマッサージしてみてください。マッサージをするときは、手のひらを使ってゆっくりと、力を入れずに行いましょう。

④ガムをかむ

食事と同様、ガムを噛んでいると唾液が出てきます。ただ、お砂糖いりのガムだとむし歯のリスクがあるので、キシリトール入りのガムが良いでしょう。
噛むことは自律神経を整えてくれるので、唾液のためにも心身のためにも有効です。ただし、1日何時間もガムを噛んでいると歯や顎が痛くなってしまいます。やりすぎに注意しましょう。

病気がかくれている場合も

最近口の中が乾いたり、ピリピリする痛みがある(ドライマウス)、唾液が少ないなと感じている場合は、病気がかくれていることもあります。

ドライマウスがあらわれる病気にシェーグレン症候群があります。主として中年女性に好発する涙腺と唾液腺を標的とする自己免疫疾患ですが、全身性の臓器病変を伴う全身性の自己免疫疾患でもあります。

主な症状としては下記の通りです。
① ドライアイ
② ドライマウス
③ 鼻腔の乾燥
④ その他…唾液腺の腫れと痛み 、 息切れ 、 発熱、 関節痛 、毛が抜ける 、肌荒れ 、夜間の頻尿 、 紫斑 、 皮疹 、 アレルギー 、日光過敏 、膣乾燥(性交不快感)など

根本的な解決は難しいのですが、投薬で症状を軽減させることはできるのでもし心当たりがある場合は一度医師の診察を受けられると安心です。

歯科では、唾液が少ないことにより虫歯のリスクが上がるので口腔内クリーニングをこまめに行い、洗口剤によるうがいや、唾液の分泌を促すアプローチをしていきます。

毎日暑い日が続きますね。普段より唾液がネバネバしているときは、脱水が進んでいることが考えられます。水分をしっかりとって、熱中症予防をしていきましょう。

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